バトロンの自室

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【ネタばれ】シン・エヴァンゲリオン 感想&セリフや本編をしっかり見ての考察

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お久しぶりです皆さん。 仕事が嫌なバトロンです。

 

今回はシンエヴァを見てきたので感想、考察の記事を書いていきたいと思っています。

庵野監督にしてはそこまで複雑でも無かったので考察もする気無かったんですが、、

 

 

 

 

なんか色んな人の考察見てると

「あれ?この人ちゃんと聞いてたの?」とか「ちゃんとあのシーン見てた?」

とかそういう考察が結構多い気がしたので個人的にもブレないようにここに記していこうと思ったわけです。私はそこまでエヴァ詳しくないんですがだからこそ本編の情報のみでシンプルに考察できる。そんな気がする。

 

では行きましょう

 

 

 

 

〇感想

 

すげーよかった

             終

 

 

 

 

〇ネオンジェネシスまでのおおまかな流れ

再び妻であるユイと出会いたいというなんかもう皆が分かってた理由で補完計画を遂行しようとしていたゲンドウさん。(サイクロプス化)

 

そしてそれを阻止しようと対話を試みるシンジ君。

 

マイナス宇宙で戦っていた二人ですがなんやかんやあって人の記憶の中、虚構の世界で戦うことになります。

 

そこでようやくゲンドウの過去、悲しい人生を見ます。(知ってたけどここまでゲンドウが深堀されるのがなんか新鮮でよかったです。)

 

ユイが最高の妻すぎて死んだことに耐えられなかったゲンドウ。生きていけないとすら思ったゲンドウがまた会いたいと思うのも無理ありません。

 

一方その頃ブンダーにいた大塚さん達が作った人工の槍

他のクルーを脱出させミサトさんが一人槍を届けます。

 

ミサト「お母さん、こんなことしかしてあげられないわ。。」

 

 

充分すぎるよミサトさん・・・

 

ミサトさんの命と引き換えにシンジに計画を阻止できる槍が届けられます。

 

ゲンドウ「そんな 人が槍を作るなんて・・・」

 

そしてゲンドウはようやくシンジと向き合います。

 

 

ゲンドウ「そうか そこにいたのかユイ・・ すまなかったシンジ」

 

シンジの中にユイを見つけてようやくシンジに向き合うゲンドウ。

シンジを抱きしめる姿はかなり良かったです・・

(今回親子ネタ多くね?)

 

 

ゲンドウにウォークマンを返すと記憶の中の電車から降りていきます。

 

これはつまりもう計画は諦め、シンジの好きなさせようという意思の表れであることを意味していると思いました。

 

 

「僕は皆を救いたい」

そう望んだシンジは13号機、初号機に取り込まれている人たちを次々に開放していきます。

 

まずは13号機に取り込まれてしまったアスカです。

ここからアスカの過去も明かされていきます。クローン人間である自分に親がいないこと、人の温もりがないこと。それを本当は悲しんでいたことが分かります。

しかしそこに現れたのはケンスケ。

「アスカはアスカだよ」

そう言ってくれたケンスケをおそらくアスカは好きになっていたのでしょう。

アスカはジムニーが好き・・・?俺もジムニー乗ってるんだけど

 

そして次に現れるシンジ。

 

シンジは恐らく最後であろうとアスカに自分の思いを伝えます。

 

シンジ「僕の事を好きだったと言ってくれてありがとう。僕もアスカが好きだったよ ケンスケによろしくね」

 

ついでにマリも登場

「達者でな」と言います。(このマリが記憶の中のマリなのか本人なのか混乱した)

 

そして13号機のエントリープラグを射出します。

 

次に出てきたのはカヲルくん(←なんでいるのかわからん)

 

シンジはカヲル君も救いたい為、カヲル君も解放します。

 

 

最後は前々作くらいで初号機に取り込まれた綾波レイです。

 

レイ「私はここでいい。碇君がエヴァに乗らなくてもいいようにできなかった。」

 

しかしシンジは

綾波にもエヴァに乗らないで普通に生活できる人生がある」

といってレイも解放します。

 

いや、凄いですね。。あのシンジ君がここまで積極的に皆を開放していくというのが

「大人になったなあ」という気持ちでした。

 

そしてここからネオンジェネシスへ続きます。

 

 

 

〇ネオンジェネシスからラストまでの流れ

ここからが本番です。というかここら辺の会話がかなり重要です。

 

綾波が降りる前に

シンジ「僕もエヴァに乗らない人生を選ぶよ。時間も戻さない、世界も戻さない。でもエヴァがいなくてもいい世界にする。

 

ここのセリフがかなり重要です。

シンジはインパクトが起きボロボロの世界でもそれなりに幸せに生きているトウジ達がいる「第三村」でしばらく生活していました。

 

「ニアサーも悪いことばかりじゃなかった」

そんなトウジの言葉をシンジは聞いています。

 

またアスカには「ケンスケによろしく」といい第三村にプラグを射出しました。

 

だからこそシンジは時間も世界も戻さない、これからの世界を変えるという結論に至ったのでしょう。(まあ想像の域を出ませんが)

 

シンジは人工槍で自身を犠牲にネオンジェネシスを起こそうとします。

↑元から犠牲になる予定だったのでアスカに別れを言ったと思われる

 

しかしそれを止めたのが

 

元々初号機にいた母ユイです。

 

ユイは息子に変わり自身が身代わりとなります。

13号機にいるゲンドウがユイのいる初号機を抱きながら槍で自身を貫きます。

 

一緒になれてよかったねゲンドウ!!

 

シンジ「そうか 母さんはこの時のために・・ さようなら すべてのエヴァンゲリオン・・・!」(ユイはこうなると知っていた・・・?)

 

 

そしてネオンジェネシスが起きました。

 

 

 

シンジ君は一人、虚構の世界に取り残されてしまいました。

どんどんと海の景色が原画、デッサンと劣化していきます。

これはネオジェネによってエヴァ関係の物が無くなっていくことを表している。

 

このまま一緒に消えてしまうのかシンジ君・・・

 

そんなときに消える前の8号機に乗ったマリが迎えにきます 

マリ「ギリギリセーフ!!」

 

マリはシンジに「どこにいても必ず迎えに行くから待っててね!」と言っていました。

有言実行したわけです。

 

かっこいい・・・

 

 

マリが海に飛び込むと世界に色が戻りアニメに戻ります。

 

そして8号機が消えます

マリ「ありがとう 8号機。」

 

そして二人は現実に帰ります。

 

 

 

 

 

場面は変わりシンジは山口県の駅のホームのベンチに座っています。

 

反対のホームには夫婦っぽい綾波とカヲル君がいます。

綾波は死んでたわけじゃないから分かるけどカヲル君なんでおるん?魂は生きてた的な?

 

アスカもベンチに一瞬ですが座っています

第三村に行ったがおそらく時間が経っている

 

そしてシンジの後ろから「だーれだ?」と言い目を隠す女性が・・

 

 

シンジ【神木隆之介】「胸のでかい良い女」

 

マリ「ご名答 君は相変わらずいい匂いだね。大人の匂いってやつ?」

 

シンジ「君は相変わらず可愛いね」

 

 

 

 

 

 

 

 

いちゃいちゃすんなてめえら

駅でいちゃいちゃするかっぷるとか品性の欠片もない おれが最も軽蔑する下劣な糞だ

 

 

そしてマリはシンジの首についていたDSSチョーカーを取ります。

シンジ自身もエヴァから解放された事を表している

 

そしてエンディング

 

二人は手をつないで実写(エヴァのいない世界)へ走っていきます。

ようやくループから抜け出したのです

 

 

終劇

 

 

 

 

〇ネオンジェネシスで何がどうなったのか?考察

 

はい今作の考察で一番意見が分かれているところです。

 

でも個人的にはすっごい分かりやすかったです。

だからこそ「これは違うだろ・・」という考察をいくつも見ました。

 

多かったのは

 

シンジがネオジェネで世界を完全に作り替えた→前(本編)の世界は消えてしまった。

という考察です。

それでは本編を振り返ってみましょう

 

シンジは先ほども書いた通り「時間も世界も戻さない でもエヴァがいなくてもいい世界にする」と言っていました。

 

これはつまり「過去を変えるのではなく今から先の世界を書き換える」という意味でしょう。

そもそもネオジェネは戻ることや過去を変えることはできないのです。未来を変える力だと見ました。

 

そもそも新たな世界を創造したんだったらわざわざあんなエヴァを全部壊す描写いらないと思うんです。あそこから先にもうエヴァはいらないということでしょう。

それでは個人的根拠を上げていきます。

 

・ラストシーンのシンジ

シンジが言った「胸の大きい良い女」発言は本編でマリがシンジにいった言葉。また首にチョーカーが付いていた事から本編のシンジが成長した姿だと分かる。

 

・脱出ポッドやアスカのプラグが第三村に漂着している。

もし前と違う世界なら無いはずでしょう。

 

・シンジがアスカにいった言葉

「ケンスケによろしく」と言いプラグを第三村に射出したシンジ、

「アスカには居場所がある」的な事を言っていたシンジ。(気がする)

そんなシンジが全部消して作り替えますか?もっとシンプルに考えていいと思う。

 

以上の根拠から第三村も残っているしそれまでの世界がまるっきり変わったわけではないと思います。

 

まあ最後に描写されているのがマリとシンジだけっていうのも中々歯がゆいですね。

 

綾波やカヲル君、アスカにも記憶は残っているのでしょうか?それは分かりませんが

アスカはともかく綾波とカヲル君は魂みたいなもんだったんで別人となったかもしれんですね。結局のところ分かりません。 

 

 

というわけで終わりです。

 

色々意見があると思いますがただ一つ言えるのはすごくきれいな終わり方だったということです。バッドかハッピーかで言えばこれ以上ないハッピーエンドだと思いました。

ありがとう ありがとう  庵野監督   後日談ほしい 

 

 

 

 

 

〇おまけ 最後の駅のシーンは数年後?

 

多分数年後ですよね。シンジ君が大人になっていますし。

 

そしてシンジ君のあの余裕のある返答。

身も心も大人になっていないとできないでしょう。

 

ただ私最初はネオジェネの直後だと思っていたんです。

14年分の歳を一気に取ったのかと思ったんです

 

でもそれだとおかしいですよね マリの年齢が

 

もしエヴァの呪縛がなくなり取るはずだった歳を一気に取ったら単純計算で最後のマリは40代後半くらいですよ それで「だーれだ」はきつすぎんだろ

 

なのでネオジェネから普通に数年経ち普通に成長できたと考える方が自然でしょう

 

でもそれだとシンジのチョーカーが謎です

そんなに数年も一緒にいたのにチョーカーあそこでようやく外してもらえたの?」と

 

多分あれラブラブに見えますけど二人が再開したのはかなり久しぶりなんじゃないですかね?

 

もう一度セリフを思い出すと

「あいかわらずいい匂いだね」

「相変わらずかわいいね」

「言うようになったね」

 

はい 実はこの二人かなり久々に会ってることが分かります。

 

特に最後の「言うようになった」という発言。普段からラブラブだったら考えにくいですよね?

 

まあいくら考えてもしかたないのでこの辺にしときます。

 

最後に庵野監督へ

お疲れ様でした。その後の私生活編待ってます。